歯科がこれから大切になる理由
院長ブログ
みなさま、こんにちは。
節分も終わり、まだまだ寒い日が続きますが、もう少しで春ですね。ご体調を崩されないよう、十分ご注意の上、お過ごしになっていることかと思います。
最近はインフルエンザも流行ってきているようで、気を付けたいところですね。
さて、今回は国でも最近話題になっている「歯科」の大切さに関して新しい情報がありますので、お知らせしたいと思います。
まずこちらの図
「メタボリックドミノ」と呼ばれる図です。
これは何を表しているかというと・・・
いろんな病気になる進行を表しています。
いわゆる生活習慣病といわれる歯の疾患。
大きく分けると、「虫歯」「歯周病」これはすべての病気の源になります!!
この後に、「肥満」とあり、その後に「糖尿病」「高血圧」等がり、そのあとにいろんな疾患に推移していく図です。
もう書いてある通り、そして、テレビでも話題になっているから、目ざといみなさまにも周知のことかと思いますが、いわゆる「生活習慣」がその根源になることとなります。
国も今後、訪れる超高齢化社会での医療費の削減のために。歯科での「国民皆検診(予防)」なるものを進めていたり、もっと前にさかのぼると、「8020運動」というものもありました。80歳で20本の歯を残そうとする運動ですが、今は100年時代、20本より多くの歯を残すことが私たちの至上命題になってきています。
現在80歳で20本の歯を持つ人の割合は50%ほど。平成初期は15%ほどだったに比べるとかなり良くなってきたと同時にみなさまの歯への関心は高まってきていると認識しております・・・しかし、現状はつらい歯の治療に向き合えず、またインプラントなどの高額医療もあり、満足度を考えると私たちはまだまだ頑張らねばならないと思っています。
私のクリニックでは、60歳~90歳代の方がよくいらっしゃいます。ご自身の足で、もしくは家族の方とご一緒にご来院される方、様々ですが、本当に入れ歯で悩んでいる方が多いのに驚きます。最近は確かにインプラント治療をどのクリニックでも行えるのに対し、義歯の治療に精通しているクリニックが少なくなってきているのかなあ、と思うほどです。
仮に歯を失ってしまっても義歯は、(もちろんインプラントも)歯を補うのに素晴らしい技術です。何よりも「食べられる」という人間の基本的な幸せ、喜びに私たちは携われることは本当に使命感もあり、この仕事を続けてきてよかったと思う次第です。これを機に、ご自身の生活習慣を見直す機会だと思います。食事、睡眠、運動など、1日1日の習慣を見直してみるのはよいと思いました。
それでは。