インプラント①
院長ブログ
みなさま、こんにちは。
いかがお過ごしでしょうか?
今回より「インプラント」についてお話ししていこうと思います。
インプラントとは・・・今まで歯を失うと着脱可能な「義歯」(いわゆる入れ歯)もしくは隣の歯を削って3本以上かぶせる「ブリッジ」の治療に分かれましたが、近年では「インプラント」治療がどこの歯科クリニックでも出来るくらいに普及しております。もちろんみなさまもインプラントと耳にすることは多くなってきたのではないかと思います。歯を失った後の治療には大きくこの3つがあげられます(若年者では、状況によってではありますが、このほかに「移植」「矯正治療」で失った歯の補填が出来る場合もあります)。
歯自体には自己修復機能はありませんので、一度削ったり、虫歯になったり、歯自体を失うと特に永久歯の場合、元の状態に戻すことは難しくなります。そこでかみ合わせ治療や予防治療、かぶせ物の治療(いわゆる補綴治療・・・「ほてつ」と読みます)が私たちの技術としてみなさまに還元されます。(自己修復機能自体は、「脱灰」と言われる虫歯の初期段階では見られますが、歯自体の機能ではなく、唾液など周りの環境によるものです)
ここでお話ししたいことは、なんにせよ歯を失ってしまった場合、「人工物」に頼るほかありません、と言うことです。ですので、私たちが考える予防・・・①毎日の歯のお手入れ②食べ物飲み物管理③歯科での定期検診④硬い食べ物やストレス⑤姿勢によるもの・・・などに注意を払っていきつつ歯を長期的に保つことが大事なのですが、
残念ながら歯を失ってしまった場合、上記の3点(ブリッジ、義歯、インプラント)が今の歯の治療の主流と言えます。
それぞれ利点と欠点があります。みなさまのイメージはいかがでしょうか?
ブリッジは長所は違和感が少ないこと、外れないこと。短所は隣の歯を削る必要性があること、そして連結するため外れてしまったり、支えている歯が虫歯になった場合、全てやり直しをすることがあります。
義歯は、長所としては出し入れができますので、清掃性が比較的良いこと、修理が出来ること、設計に自由度があること。短所としては違和感が比較的あること、金属などワイヤーが場合によっては見えてしまうこと。
インプラントは、長所はブリッジや義歯のように他の歯に負担をかけないこと、自然感があること。短所は「手術」の必要性があること、比較的高価なこと。
・・・とそれぞれあります。
では次回はその中で、当クリニックにおけるインプラントの考え方についてお話ししたいと思います。
次回も楽しみにしてくださいね。
それでは。