院長×歯科技工士 特別対談|福生市のなるべく歯を抜かない歯科治療「ふるかわ歯科クリニック」 拝島駅南口徒歩10分

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院長×歯科技工士 特別対談

費用だけでなく、さまざまな尺度から選択を

歯科技工所さんは、国家資格を持つ技術屋の集団です。同時に歯科医院にとっては、依頼したとおりに、あるいはそれ以上に精緻に義歯や入れ歯を作ってくれる、とても大切なパートナーでもあります。手先が器用なだけでは務まらず、医学的知識とともに患者さまに喜んでもらうことが自らの喜びでもあるという、わたしたち歯科医師と同じようなホスピタリティー、そしてたゆまず技術の向上をめざす根気が必要なお仕事です。そうした歯科技工士さんが所属する技工所と歯科医院との良好な関係が、患者さまの健康で快適な生活を支えているのです。
このページでは皆さまのお口の健康づくりに役立つよう、当院の取引先である近藤歯科研究所の近藤社長との対談を紹介しましょう。技工士や技工所の仕事内容、その取り組みを理解されれば、単に費用面だけではなく、どれだけ長く快適に使えるのか、健康に寄与するのか、といった尺度を持って治療法を選んでいただけるのではないかと思います。

ともに上を目指せるパートナーとの出会い

技術力の確かさから、いまでは7割方を依頼

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院長 近藤技工研究所さんは、当院が定期的に開催する義歯・入れ歯の無料相談会セミナーで、患者さまに直接、お話をしていただいておりますが、近藤さんとはじめてお会いしたのは2016年のセミナーでしたね。

近藤 そうですね、たまたま隣り合わせに座って、その際に舌の位置が全身のバランスに関わるという理論をお互いに勉強していたことから意気投合しました。そういうご縁ですね。

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院長 近藤技工研究所さんの仕事の進め方や技術、製品について教えていただいたあと、ちょうど近藤さんの「BPSデンチャー」(※1)がふさわしい患者さまがいらして、ご説明したら「ぜひそれをお願いします」というのがお取引の始まりでした。その方は保険適用の義歯を希望されていましたが、使用後にいろいろと不具合を感じられたようで、半年くらいで「別のものはないですか?」と相談にみえたのです。とても満足されて、そこから義歯に関しては7割方が近藤さんにお願いするほどになっています。

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近藤 ありがたいことです。歯科医院と技工所は、やはり考え方が一緒でなければうまくはいきません。院長先生は、間違いなく患者さまのことを一番大切に考えて診療にあたっていらっしゃる。私も技工士として、また会社の理念としてもそうですから、いつも仕事をしていて気持ちがいいですし、社員たちも先生とコミュニケーションが取りやすいといっていますね。

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院長 うちのスタッフも「近藤さんの義歯だったら安心して説明できる」、「これだけの技術力や製品の信頼性があると話しやすい」といっていますよ。彼女たちは近藤さんの説明もじかに耳にしていますし、そのあとに、患者さんの使い心地などの感想も聞いているだけに「これだけ一生懸命に作っていれば、いいものができるでしょう」との思いでしょうね。

近藤 それは院長先生とスタッフがお仕事のうえでいい関係性を築かれているという要素もありますよ。他の医院では、院長とスタッフが通じ合えておらず、患者さまが変な気を遣わなければならないような歯科もけっこうありますからね(笑)。

(※1) BPSデンチャーはフルオーダーメイドで製作する義歯です。歯科技工士の立ち会いのもと、お口の状態をチェックし、顎や筋肉の動き、噛み合わせや発音、笑顔のバランスなどを確認しながら製作します。今までの義歯と大きく異なるのは、食べ物を噛んだ時の義歯の位置と力を完全に再現して製作できるということです。

「義歯を入れたら何を食べよう?」の期待に応える

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院長 近藤技工研究所さんには保険適用と自費診療の両面で活躍していただいておりますが、実際に義歯をつけられた患者さんの感想は、主に「ちゃんと食べものを噛んでも痛みが少ない」との声ですね。あまりに装着感、フィット感がいいもので、雷せんべいみたいに硬いものを召しあがって、自前の健康な歯の人でも痛みを感じるくらいたくさん食べてしまった(笑)、という方もいましたよ。きっと「義歯を入れたら、あれを食べよう!!」と決めていらしたのでしょうが(笑)、そうした無理な負担をかけるケースを除けば、ほとんどの患者さんが「ちゃんと噛める」「奥歯で噛みしめることができるようになった」と満足されていますね。

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近藤 咀嚼効率は入れ歯ですと天然の歯より半分以下に落ちるといわれているなか、当社の義歯・入れ歯は天然の歯列を上回るものだけを作っています。実は入れ歯を介して噛むための筋肉が正しく発達すれば、咀嚼効率があがるのですよ。そして審美的な効果もあります。
10年前に製作した古い義歯と、当社で製作した義歯を装着してみると、患者さんのお顔の表情・印象がまったく変わるのです。食べることだけでなく、しゃべることも入れ歯が落ちてしまうのでうまくできなかった方が、装着後には自由にしゃべることができ、元気に食べられています。

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それでとても素敵な笑顔になって、印象も5歳くらい若返って見えるのです。すると服装までおしゃれになる。義歯だけでこんなにアンチエイジングができるということを、ぜひ知っていただきたいですね。また入れ歯によって正しい噛み合わせとなることで脳神経にもよい刺激が伝わり、認知症予防にもなるし、全身のからだのゆがみが矯正されて、杖なしで歩けるようになった人もいますよ。
先生方もこうした患者さんの実例をみていらっしゃるので、説明される際も、直接の治療面だけでなく、全身の健康や審美面までお話されるなど、最近は変わってきますね。

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院長 私も正しい咬合が全身に与える影響を勉強しているところですが、奥歯で正しく噛みしめることができれば、舌の位置も変わり、全身のバランスがよくなりますね。義歯・入れ歯は、悩んでいる方のほうが多いですから、こんなに質の高いものがあるということを広めて、まずは知ってもらうことが大切だと思っています。

今だけでなく、未来の快適さまで考えて

歯科技工士がいなくなる!? 2027年問題

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近藤 いずれ優れた義歯・入れ歯は、健康に快適に過ごすための、いわば人工臓器みたいなイメージになってくるはずです。そのために歯科技工の世界大会でも入賞する当社の高い技術力を、これから長く活躍する多くの若い技術者に伝えていかなければならないと考えています。
当社の強みとしては、私が若いころ歯科医院に歯科技工士として務めていた経験が大きいです。独立した後から現在にいたるまでも多数の歯科医院さまと取引しましたが、いまでは同じように“患者さまファースト”の姿勢で努力されている古川院長先生のような医院だけを優先してお仕事をする方針となっています。

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そして製品価格に見合う義歯を提供するためには、先生から情報を可能な限り引き出すこと。それは同時に、患者さんがどんなところでお困りになっているかという情報でもあると考えています。
一方で、皆さまに知っていただきたいことは、歯科技工士が10年後には患者さまの需要にお応えできないレベルまで減少してしまうという事実です。いまの技工士の半数は60代でして、5~10年後には引退してしまいます。

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技工士がいなければ、義歯・入れ歯を作ってくれといわれてもできなくなります。幸いにも当社は日本全国から優秀な若手の人材をスカウトしていますし、現在25人以上の歯科技工士、平均年齢は32歳が働く技工所です。これは全国でも珍しい技工所だと思います。
このような状況から、最近では、実績のある大手の技工所は歯科医院を選ぶようになってきています。どちらの歯科医院を選ばれるのも患者さま次第ですが、できれば歯科技工士、歯科技工所と理想的な関係性を築いている医院を選ばれたほうがいい時代になってきていると思いますね。

健康寿命を伸ばす可能性を秘めた高レベルな義歯

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院長 私は患者さまのお口のなかの状況に応じて、こちらから依頼した義歯において、近藤さんのような高いレベルの技術料で応える技工所であれば、費用としては高いかもしれませんが、5年後、10年後に快適に食事が楽しめる、あるいは全身の健康状態もよくなるなど、費用に見合う価値があると思っています。
また、他の義歯でも高いものはありますが、品質の高さや技術力の確かさなどから、この患者さんのケースでは近藤さんの義歯がもっとも適していると思われるケースでおすすめしています。純粋に歯科医師として、患者さまの健康寿命を伸ばすために最適という観点で診断しております。なお、「このケースはこうでした」という症例のページに、費用の目安となる金額も表示しております。ご参考になさってください。

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一方、近藤さんのお話にもありましたが、私も開業前に技工士さんが常勤している医院で長く勤務しておりましたので、技工士さんが果たす役割の大きさを理解しています。
そのためスタッフにも職場見学もさせておりますが、今回の対談ページは、一般の皆さまに技工士さんたちの世界をもっと知ってほしいという思いから設けております。日本は人口減少社会ですから、技術を持つ人もどんどん減ってきています。 地域にとっては、なくてはならない存在ですから、一般の方々が広く技工士さんの存在や仕事ぶりを知ることで、その価値を知る、その製品に信頼感を持つということは大切なことだと考えています。

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また、当院では近藤技工研究所さんから直接、患者さまが質疑応答していただける「義歯無料相談会」を3か月に一度くらいのペースで開催しています。実際に説明を聞かれた患者さんにはご好評をいただいております。
義歯に関してお悩みやご相談がありましたら、院内と当サイトのお知らせページで告知しますので、どうぞお気軽にご参加ください。

近藤義歯研究所データ

株式会社近藤義歯研究所は1994年神奈川県相模原市に開設し、2007年に法人化した歯科技工のラボです。歯科学先進国のヨーロッパではじまった義歯製作の技術「BPSデンチャー」をいち早く学び、多くの歯科医院の臨床データをもとに、日本人にもっとも適合する義歯へと進化させた独自製品を開発。いまではヨーロッパで開催された入れ歯技術の世界大会でトップクラスの成績を収めるほどに技工士の技術レベルを向上させています。また顔貌考察からそれぞれの患者さまに最適な人工歯排列の位置を分析・確認する入れ歯の地金「COMP SYSTEM」の特許も持っています

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代表取締役

近藤 太

設立

1999年1月 近藤義歯研究所 開業、2007年6月 ㈱近藤義歯研究所 法人化

事業内容

技工関連(模型診断、設計、工程設計、義歯製作など)、歯科医院立ち会いサービス、セミナー 開発 運営、新規顧客開発、その他

所在地

神奈川県相模原市南区西大沼 5-2-15

連絡先

TEL 042-741-3711
FAX 042-743-6569

ホームページ

オフィシャルサイト
義歯完全GUIDE

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