より良い歯科医療を提供するために②
院長ブログ
みなさま、こんにちは。
花粉症、大丈夫ですか?僕はくしゃみが止まらない時がありますが、クリニックの中は空気清浄機のおかげでかなり楽です。
さて、今回もクリニックの考えや方針を書いていこうと思います。
私たちのクリニックでは、他のクリニックで残念ながら治療の途中になり、大変な状況になり、来院される方がいます。この方たちはいろいろな説明を受けて、ほぼ治療終了まで頑張ってくれます。また、そのうちのほぼ半数の方がメンテナンスにお越しいただきております。さて、まずは治療の途中になってしまう方の共通なことが、「ゴールが見えない」ということ。あと何回、あと何か月かかるのか?わからないまま治療していたことが多かったように見受けられます。私たちはこのような患者さんに対して、治ったらどんなように食事を楽しむか?食べてみたい食事は何か?何回か聞いていきます。また、ご旅行がお好きな方は、旅行に行って食べたいもの、おしゃべりしたいこと、また、ご友人などとお話ししたり、想いきり笑ったり・・・その人その人に治療が終わった後の楽しみを持っていただくようなかかわりをします。
また、初診時で主訴をのぞいた後に、あと何か月くらいか?お話をします。
そして、治療の詳しい説明をおこない、できるだけ疑問のないような状態をおつくりします。治療の進行についても、一番時間がかかり、一番進行が見えないのは、抜歯などの外科処置、根っこの治療(神経の治療)、そして歯周病の治療ではないかな?と考えます。ここは正直このあとにある仕上げである、かみ合わせや、いわゆるかぶせ物、そしてインプラントや義歯に移行する上でとても大切な治療になります。家を建てる上では土壌の整備やしっかりとした柱を作る段階です。これを再治療の内容に行うことが、最も大事なのですが、実際患者さんには痛い治療、進行の見えない治療になってしまうのでは?と思っていますので、未来を見ていただこうと、この治療の時に「将来こうなるよ」と先を見据えてもらえるよう、たくさんお話をします。なにかイベントやカラダの治療、仕事が忙しくなることで、一時的に中断する方もいらっしゃいますが、未来の状態を見せているので、ほぼ皆さん治療の続きを再開していただけます。残念ながら、お正月やゴールデンウィークを挟み、来院されない方も実際いらっしゃいます。何か問題が生じればまた治療の再開が出来ることを願っているのと、いつでも対応できるように、レントゲンなどもこのための参考になるため保存しております。
歯の治療本当に時間がかかります。なるべくそうならないよう、予防処置にご来院いただけることが理想ですが、残念ながら治療が必要になってしまった方にもかかわりを深めていきますので、遠慮なくご相談いただけたら嬉しいです。
それでは。
ふるかわ歯科クリニック 院長 古川大介