予防歯科の考え⑳ まとめ
院長ブログ
みなさま、こんにちは。
夏の暑さも少し和らいできましたが、お元気でしょうか?
今回は『予防』ということに特化して、当クリニックの考えや行っていることについて話してきましたが、総まとめ、ということでお話しさせていただければと思っております。
まず皆さんが行えるであろう、日常生活についての予防法です。
①歯磨き、歯の手入れ・・・これはもう毎日の習慣です。歯磨きが得意・不得意があると思います。もし少しでも不安なことや心配なことがあればクリニックにてお話を伺えたら、と思います
②毎日の食習慣・・・これも大事ですよね。毎日食べるもの、飲むものの種類によっては虫歯や歯周病はもちろんのこと、大切な体の調子を良くすること、生活習慣病からの予防も可能です。ぜひ一度、ご自身でいつも食べているもののチェックをしていくことをおススメします。もし、それがわからない場合は気軽に私たちにご相談くださいね。
③定期検診・・・こちらは歯科クリニックでのメンテナンスになります。歯磨きだけでは取り切れない汚れを綺麗に取り去ってあげることと、問題があったら早期発見できます。今回のようなコロナウイルスの感染予防にも、口の中の状態を良くすることで、ウイルスの侵入を防ぐことが出来ます。加えて最近ではオーラルフレイルの観点からも、誤嚥性肺炎などの予防に推奨されております。問題が起こってから、ではなく、問題を起こさないためにもぜひ。
治療に際して、積極的な治療は予防につながります。例えば、詰め物が外れていたり、穴が開いてても痛くはないから放置してしまうのであれば、これは大病につながってしまいます。歯の神経の治療や、歯を抜く治療に発展すると、どうしても時間がかかり途中で治療を辞めてしまう方もいらっしゃいます。ですので、治療期間は短い方が良いですよね?歯の治療に際しても歯を削ったりしても自然に治らないのが歯の特徴。人工物で詰めたりかぶせたりしていますので、『治癒』ではありません。人工物は長期にわたると必ず綻びが出てきます。最低でも2年に1回はレントゲンによる診査は必要です。人工物についても精度が必要です。ですので、いわゆる自費診療も視野に入れ、セラミックやゴールドでの治療や、インプラント、金属を使った精密な入れ歯の治療もオススメしております。
いろんなことが歯を悪くする『誘因』となります。心の病、悔しいとか、悲しいとか、怒り・・・感情により歯を食いしばることもあるのではないでしょうか?このようなときに歯のメンテナンスをきちっとしていれば被害は最小限度にとどめることが出来ます。しかし・・・現実は心のこと、予防は難しいです。普段から幸せな生活を手に入れらるように自分の欲求を最大限にバランスよく満たすことも大事ですね。このことは今後歯の病気とストレス、でもお話しできればと思っております。
今回はこれで・・。それでは。