予防歯科の考え⑪
院長ブログ
みなさま、こんにちは。
前回まで赤ちゃんの発育時のおける歯の病気の予防についてお伝えしましたが、いかがでしたか?いまは、昔の戦後のような栄養失調などの問題ではなく、逆に栄養過多や、情報過多による混乱が起こっているようです。
一番ありがたいことはおそらく昔から続いている文化が一番私たち日本人にはあっている、と言うことでしょう。例えば、1歳の誕生日に石を背負わせて倒すことは、1歳までは立たしてはいけない、と言うことになりますし、日本の古来より、ある米文化で赤ちゃんは育てた方がよさそうですよね・・・。
ちょっと、話がだいぶそれてしまったかもしれないので、今回は少しまとめをします。
歯の病気、2大疾患は「虫歯」「歯周病」です。その他にみなさんが気にすることは「歯並び」「顎関節症」だと思います。
「虫歯」「歯周病」は生活習慣。ですので、①食べもの、飲み物の管理や見直し。②歯の清掃(毎日のホームケア)。③歯医者さんでの定期検診。がおすすめです。②③は器具がだいぶ発展してきています。ご家庭では、例えば電動歯ブラシ、クリニックでは、エアフローという細かい粒子で歯の汚れを取ってくれる機械があります。
で、今一度見直してほしいことが、①の食事です。私たちはついコンビニなどの食べ物や売っている飲み物に手を出してしましますし、ドレッシングやマヨネーズはもちろん毎食のように使う方もいらっしゃると思います。ですので、もう一度見直しと、こだわりを持ちたいと思います。油・砂糖・小麦粉・・・にです。これさえある程度管理できればもう怖いものなしだと思います。もしかするとアレルギーだって治せちゃうかもしれません。
「歯並び」についてはおおよそ、お母さんのおなかの中から始まっている可能性があります。「遺伝」だとあきらめている方も多いですが、まずはあきらめずご自身の生活習慣を見直してみませんか?出産後は前回、前々回にもお話ししたように、哺乳、離乳食が大事になります。確かに大変な面もあるかも知れませんが、遅くても2歳~2歳半ぐらいまでの間のことですので、かわいいお子様のためにも頑張ってみた頂けたら、と思います。
さて、「顎関節症」ですが・・・こちらも「食べもの」の硬さ、姿勢が関係します。最近では、テレワークなどによる、長時間パソコンを見たりする姿勢が原因の食いしばり、大人も子供もテレビ、スマホ、ゲームなど知らず知らずのうちに食いしばりを起こしているかもしれません。すこし外を散歩したりすることが良いと思います。
次回はいろんな予防の話を説明しましたので、クリニックにおける予防治療についてもおはなししたいと思います。
それでは。