予防歯科の考え⑩歯の病気の原因は?(10)離乳食の話②|福生市のなるべく歯を抜かない歯科治療「ふるかわ歯科クリニック」 拝島駅南口徒歩10分

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予防歯科の考え⑩歯の病気の原因は?(10)離乳食の話②

院長ブログ 

みなさま、こんにちは。まだまだ寒いですが、だんだんと春の足音も近づいてきましたね。

本日は前回に引き続き、離乳食についてお伝えしたいと思います。

前回は歯の萌出期によって、一般的に伝えられている離乳食の情報より少し遅めの方が良いかと思っていますが、歯の生える時期は本当にお子さんによってさまざまなため、何歳や何か月という面では少し難しいかもしれません。

ここではあくまでも参考に、歯の生える時期によって離乳食の状況を説明させていただきます。

①離乳食初期・ごっくん時期。だいたい歯の生える6か月ごろを目安にスタートさせる方が多いのでは?と思います。このころは本や情報誌などの情報通りでよいかと思います。まだ、固形と言うよりは、液体、ざらざら感が残る状態であげられるのが良いと思います。歯は下の前歯から生え始め、

②離乳食中期・もぐもぐ時期。上4本下4本が生えそろってくるのが7~9か月なので、このころにあたると思います。液体からだんだん固体になる時期ですが、先にも申し上げたように、前歯しかない時期には硬いものではなく、舌とあごの裏ですりつぶせるくらいがよさそうです。

③離乳食後期・かみかみ時期。このあたりからだいぶ個人差が出てきます。1歳6か月健診に携わっていますが、乳臼歯と言われる前から数えると4番目が生えてくるのが1歳ごろ3番目が1歳6か月でもまだ生えていない子もいますし、3番目→4番目と生える順番の子もいます。ここまでの間で、あわてて急速に固形物を口にせず、奥歯(第1乳臼歯)が生えてきたことを確認するまでは歯ぐきで潰せるくらいのものの方が良いかもしれません。

④離乳食完成期・ぱくぱく時期。先ほども申し上げたようにこの完了期は1歳~1歳半と言われておりますが、1歳半でも乳臼歯が生えてきていない子もいます。奥歯がにょきっと生えてくるまではこの柔らかい状態は続けていただきたいと願います。理由は、前歯で噛む癖がつくと、奥歯で物を噛み砕けずに、飲み込んでしまう癖がついてしまうからです。特に前歯しかない時に固形の食べ物を与えると、下あごを前に出してかむ癖がつき、反対咬合(下あごが上あごより前に出てしまうかみ方)になってしまい、歯科クリニックに相談しに来る方もいらっしゃいます。ですのでその子の歯の生え方を見つつ、生えるのが遅い子にはもしかしたら2歳ごろまでは柔らかい食べ物を上げた方が良い場合もあると思います。

ちなみに乳臼歯上下20本並ぶのは20~24か月。歯が並ぶと大人の方とほぼ同じ食事になってきますが、やはり大事なのは食事の習慣。虫歯も歯並びも大人になってからの歯周病も、このころまでの食習慣は影響は大きいと思います。

お母さんたちはもちろん周りの方がの協力を借りて楽しくそしてお子様のために頑張って欲しいと思います。

それでは。

 

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