インプラント④安全性について
院長ブログ
みなさま、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか?
今回はインプラントについて4回目になります。今回はインプラントに関してみなさまがお感じになる安全性についてお話ようと思います。
当クリニックでも残念ながら患者さんが、歯の喪失をしてしまった場合、いろんな方法で歯を補うことを説明します。これはすでにお話ししているように(前述「インプラント②」参照)ブリッジ治療、義歯、インプラントがこれにあてはまります。説明をしている状態で、患者さんから「インプラントは怖い」という話を良くお聞きします。こればかりは私たちも正直患者さんの主観があるので、これに従うしかありません。もちろん歯がないままであってもいろんな問題が出てきてしまいます。
インプラントが怖い理由・・・それはズバリ「オペ」です。歯のないところにチタン製のインプラントを埋め込む処置をしますが、抜歯や根の先の嚢胞を取ったりすることと変わらず歯科の分野では「オペ」に該当します。
インプラントを埋め込む際には私たちは必ずレントゲンやCTや模型を用いて診断しております。そして上あごでは、歯の上にあるものは「上顎洞」という副鼻腔、下あごでは「下歯槽管」という神経や血管に到達しない範囲でインプラントを埋め込んでも安全か?を確認します。
この時、仮にその器官まで達しそうもしくは、距離が短くインプラントを入れることが困難なときには、インプラントの専門医か、大きな病院の口腔外科を当クリニックではご紹介させていただいております。もちろんこの状況でインプラントをやめて他の治療を選択していただくこともあります。私たちは麻酔下で行い、安全性も上記のように確実に確保しつつ行いますので、決して無理なオペは致しません。
そもそもインプラントのオペは、炎症や破折を伴った抜歯の状態よりも安全性は高いです。抜歯することになった歯は、周囲に炎症が起こっていることが多く、歯を抜いた後に腫れたり、痛みが出ることも少なからずあります。しかし、インプラントはきれいな歯肉や骨に埋入するため、少ない痛み、炎症で抑えられます。
また、インプラントの治療が無事終わっても、やはりかみ合わる反対側の歯や隣の歯の問題はありますよね?仮にインプラントがしっかりしていても、かみ合わせている歯が悪くなったり、隣の歯が抜け落ちてしまったりすれば、当然インプラントにも影響が出てしまいます。ですので、どんな治療を選択しても、十分なメンテナンスをしていただき、いつまでも健康と美を保った状態であって欲しいと私たちは強く望みます。そしていつまでも、愛する人たちと豊かな食生活や楽しい会話、旅行やスポーツを楽しんでいただければ、と思っております。
インプラントも含めすべての治療において、みなさまのため、今よりも安心安全で、しあも長持ちする治療を施せるよう、私自身、またスタッフ一同も成長していく所存です。