インプラント③技工士さんとインプラント
院長ブログ
みなさま、こんにちは。
今週末にはいよいよ緊急事態宣言が解除されそうですね。お変わりないでしょうか?
今回はインプラントについて、なくてはならない存在、技工士さんとの連携についてお話ししたいと思います。
インプラントは、歯のいわゆる「差し歯」と言われる人工物にあたる「歯冠」部分と、インプラントと言われるいわゆる「歯根」部分に分けられるわけられます。(天然の歯根ではないので、インプラントは「人工歯根」と言われます)
この「歯冠」部分を私たちは「技工士さん」に作製をお願いするわけです。技工士さんは、この以前にブログにも掲載したり、当クリニックのホームページにも掲載しているように、みなさまにも、私たちにもなくてはならないパートナーなんです。
基本的に歯科医療は、再生医療です。しかも「歯」という組織は他の組織と違い、ほとんど自然治癒力がないので、虫歯になったり歯を削ったりすると、二度ともとにも戻らず人工物に頼らざるを得ません。そこで技工士さんの登場です。技工士さんは歯を作るスペシャリスト、と言うことはもご存じだと思います。みなさまの歯型を型どりし、これを技工士さんが一生懸命フルオーダーメイドで作ります。世界に一つだけのみなさまの歯です。
インプラントの「歯冠」部分は「上部構造」とも言われ、インプラントの「歯根」部分と接地し、しかもみなさまの「歯肉(歯ぐき)」に合わせて作ります。クリニックによっては金属、ハイブリッド(セラミックとプラスチックを合わせた素材)、そしてセラミックの歯が入ります。当クリニックは食べ物の残りが付着しないようにセラミックのみですが、これを装着して完了となります。そしてみなさまの食生活や全身を支え、豊かで幸せな人生を送るお手伝いが出来るというわけです。人が人の歯を作る・・・当たり前かもしれませんが、医療としてここまで再生できることは素晴らしいことです。
また、「歯」だけではなく、インプラントの上部構造には「義歯」も含まれます。「オーバーデンチャー」と言い、インプラントが全部入れられない場合、補助的に入れて義歯の支えとなります。こちらは入れ歯が動くことで具合が悪い方にも対応できます。そうです・・・今はいろんな形に対応できるようになってきました。
私たちもそうであるように、患者様みなさまもニーズが多用して長生きになってきたので、歯に対する価値や認知度もだいぶまだまだですがだいぶ上がってきました。またやむを得ずけがや事故で歯を失ってしまった若年層にも適応できております。
もちろん歯を失って、のインプラントです。当たり前のことですが、歯を失わなければ不要のもの。ですがもしも失ってしまった場合にはこの技術がある限り、みなさまも安心ですね。もちろん歯を失わないこと・・・これが一番の課題であり必要なことですので、「予防・メンテナンス」にも全力で取り組んでおります。
そして次回はいろんなインプラントにまつわる「オペ」に対する安全性についてお話しします。
それでは。