予防歯科の考え㉒子どもの予防
院長ブログ
みなさん、こんにちは。
今回は以前のものとかぶるところもあると思いますが、お子さんの歯についてお伝えしたいと思います。
子どもの歯っていつまで親が見て行かなければならないのか?そもそももしも虫歯になってしまったら、歯科医院に連れてくるのは親でなければなりません。これも何回も通わなければならないと考えると大変かもしれません。
ですので、やっぱり予防は大事になります。ほとんどのご家庭では、家で虫歯にならないように歯磨きをばっちりやること、そして何よりも甘いものを食べさせないなど、気を使われているのではないでしょうか?一番大事なこととしては、乳歯は大人の永久歯よりも柔らかく、虫歯になりやすいこと、食べ物や歯磨きの管理は親がやらなければならないこと、でしょうか?
ここで改めて考えると、食べ物、飲み物も、そして歯磨きも毎日の「習慣」と言うことです。残念ながら虫歯になってしまうお子さんも、もちろん大人の方も虫歯の原因は「習慣」が関係します。最近「糖質」のことがメディアや本でも紹介されていますが、食事による糖質(お米や麺、パンなどの主食)は体に必要な栄養素のひとつです。ですので外せないものの一つですよね?一番問題になってくることは、「過剰な糖質」の摂取です。例えば朝昼夜と3食ごはんとおかずとみそ汁を取っていているとしたら、「過剰な糖質」の場合、例えば朝食に「菓子パン」を食べ・・・ここで考えなければならないのは「バランスの良い食事」ですが、ここではあくまでも不必要な「過剰な糖質」と考えてください・・・お腹が満たされないので、昼食前に何かお菓子を食べる。ランチは普通に食事を摂るものの、やっぱりおやつやデザートを食べたくなり、ついお菓子やアイスを食べてしまう。その間飲み物は、お茶やお水ではなくコーラや砂糖入りのコーヒーや紅茶、または最近のエナジードリンクを飲み続けたとします。夜も夕食の後にいデザート・・・と「糖」を常に摂ってしまうことに注意したいですね。もちろん上記のことを1日おこなったところで、すぐに虫歯にはなりません。これを知らず知らずのうちに「習慣」として毎日毎日おこなってしまった結果が虫歯になってしまします。もちろん甘いもの、食事を食べたあと、飲んだあとに歯ブラシをすれば防げる、と言うのが意見としてもありますが、毎日の食習慣は「習慣」になっていることは「気づかないこと」にもなりえます。どうしても虫歯にさせたくない、また虫歯を増やしたくない、と思ったら、一度毎日の食生活を見直すことも大事になると思います。
特にお子さまの場合、注意してあげたいですよね。
次回は乳歯の萌出時期についての注意をお伝えします。
それでは。