予防歯科の考え⑫ 予防治療
院長ブログ
みなさま、こんにちは。
前回まで予防についての当クリニックの考え方や、一般の情報をお届けしました。今回は、具体的な予防治療についてお話しさせていただきます。
当クリニックでは、主に2つのカテゴリーに分けて考えております。
1つは、患者さんがコントロールできること・・・それは
①毎日の歯のお手入れ
②食事、飲み物管理
③定期検診
これらが患者さんがコントロールできることだと思います。「え?定期検診は歯医者さんがするんじゃないの?」と思われた方もいらっしゃると思いますが、クリニックに患者さんがご来院したら、私たちがもちろんしっかり診ますが、クリニックにお越しいただくのは患者さんご自身ですから、ここは私たちには制御できないことになります。
そしてもう一つは・・・
私たちがコントロールできるもの・・・あるのかな?
こう考えました。
①定期検診に来院された患者さんのプラークコントロール
②治療における設計
③人工物の精密さ、長持ち
これなら私たちにもできますね!!
さて、ひとつずつ方法をお話しますね。
上記の患者さんがコントロールできること、は、いままでにもたくさん書いています。・・・ので、いまはここでは書くことはやめますね。これからもお伝えしていきますし次回ももしかしたら話すかもしれませんので(笑)
では、私たちがコントロールできること。①
定期検診に来院された患者さんのプラークコントロール・・・って??はい、最近導入したEMS社の「エアーフロー®」がとても好評です。細かい粒子状のパウダーを患者さんの歯や歯周ポケットに当てます。こうすることで、歯にこびりついた汚れや「バイオフィルム」をはがしてくれます!!さらに「しみない」「痛くない」「ひびかない」・・・これってすごいと思いませんか??
痛みもなく、歯がきれいになり、そして虫歯と歯周病の予防ができるのですから、もうこれは歯科に行って定期検診するしかないですよね??
本当にこれは効果絶大です。お試しください。
私たちがコントロールできること②
治療における設計・・・これは・・・以前にもお話ししたように、歯は虫歯や歯周病になってしまい、歯を治療したり、歯を喪失したりしても歯は元にはもどりません!!ですので、緻密な治療設計が必要ですし、もちろん時間もお金もかかります。私たちはどうしても「治す」と言ってしまいますが、自然治癒することなく、人工物で治療していきますから、「1本ずつ」の治療設計だけではなく、「一口腔一単位」で行っていくのが「ふるかわ流」なのかもしれません!!
次の③は次回がっちりとお話ししますね。それではまた。