予防歯科の考え⑧歯の病気の原因は?(8)赤ちゃんの話|福生市のなるべく歯を抜かない歯科治療「ふるかわ歯科クリニック」 拝島駅南口徒歩10分

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予防歯科の考え⑧歯の病気の原因は?(8)赤ちゃんの話

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みなさま、こんにちは。とうとう新型コロナウイルスの感染が拡大してきましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?感染に気を付けていただけたら、と思います。

さて、前回は新生児が生まれる際にお母さんの糖質についてお話をしました。糖質の大量摂取は大人の体や歯だけでもなく、お腹にいる赤ちゃんにも影響を与えてしまうことがあるので注意が必要ですね。

さて、その後・・・出生のあとの赤ちゃんに必要になってくることが、「授乳」です。歯はもう赤ちゃんのあごの中に、実はもう存在しています。そしてなんと大人の歯(永久歯)も作られています。ですから、この観点でも赤ちゃんがお腹にいる時のお母さんの栄養はとっても大事になってきますね。実際に歯が出てくるのは個人差もありますが、だいたい6か月ごろ。そこまでにやることもありますが、ここではのちのちにお話しします。

さて「授乳」です。

赤ちゃんの「授乳」はとっても大事なんです。どんなことが大事になるのか・・・?まず一番目に大事なことはもちろん赤ちゃんにとっての栄養ですよね?歯がない赤ちゃんが最初に口に入れるもの、それはお母さんのおっぱいです。口からベロを使い、乳首に吸い付くわけですが、この「吸てつ」という動作が赤ちゃんの口の周り、ベロ、そして「呼吸」を作っていきます。このおっぱいを吸う動作「吸てつ」がのちのあご、つまり歯並びを整えてくれます。

それでは仮に哺乳瓶で育てた場合・・・致し方なくおっぱいが吸わせられず哺乳瓶で吸わせた場合、ベロはあまり使えずほっぺの力を使うのです。そうなると当然呼吸も鼻ではなく、口呼吸になる確率が高くなり、上あごがすぼむような形になります。つまり上あごが細くなります。仮にこのままのあごの形になった場合、いわゆる「出っ歯」の状態になります。そう、呼吸も口呼吸、仮に出っ歯になった場合どうなるでしょう。口唇が閉じられず大人になったときには歯周炎になりやすいです。

その後赤ちゃんに起こることは、「離乳食」です。栄養の観点から食べさせる順番や時期は決まってるかもしれませんが、月齢で指導されることも多いのではないでしょうか?実は歯の生える状況で食べ物の硬さ、どろどろ具合を決めて行って欲しいのですが、最近はどうしてもファストフードや便利な既製品もあり、また核家族もすすみ、親御さんからのアドバイスも受けづらい状況になっています。ですので、歯が生えそろう前、特に前歯しかなくて奥歯がない時期に大人と同じ硬さや味のものを食べさせてしまうことが多く見受けられます。もし硬さの面で、大人と同じものを食べるとどうなるでしょう?お子さんは前歯で噛むしかなくなり、下あごを前に出す動作が多くなり、いわゆる「受け口」の状態になります。また、味の面では濃い味付けになり、その後の手作りのものや離乳食を受け付けなくなってしまう恐れもあります。

たまには外食や手抜きも必要かもしれませんが、基本的に手作りで頑張って欲しいと思います。

次回は離乳食のことも含め、少し詳しく書いてみます。

それでは。

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