予防歯科の考え⑦歯の病気の原因は?(7)|福生市のなるべく歯を抜かない歯科治療「ふるかわ歯科クリニック」 拝島駅南口徒歩10分

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予防歯科の考え⑦歯の病気の原因は?(7)

院長ブログ 

みなさま、こんにちは。現在オミクロン株が流行ってきています。みなさまにも感染に十分気を付けていただき、お過ごしのことと思います。

今回は前回に引き続き、「歯周病」の原因についてお話しさせていただきます。今回は必ずしもそうではないかもしれませんが、お子様の出生の時、妊娠時、お子さまの育成の時にご注意いただければ、歯周病も歯並びの悪化も防げることについてお伝えします。

まず妊娠時、お母さんは妊娠発覚のときに人により個人差はあると思いますが、「つわり」があったり、食習慣が変わったり・・・。体の変化も女性ホルモンの変化により、口の中も変化していき、「妊娠性の歯肉炎」「虫歯」の発生も考えられます。ですので、安定期に入ったら、歯科の検診を受けていただき、口の中をキレイにしていただけることを推奨します。そうでなければ、出産後に歯科を受診することになり、機会を失い痛みなどの重傷化につながりますので、注意が必要ですね。

この妊娠時、先ほどのように生活のサイクルの変化や、ホルモンのバランスを崩すことで、食べ物の悪化・・・ここでは糖質の過度な摂取と言っておきます。これがじつはお腹の中の赤ちゃんに影響を与えます。糖質を摂りすぎ血糖値が上がりすぎると、問題が生じます。

赤ちゃんが産道を通り、お母さんの体内から出てくるときに赤ちゃんの肺の中には羊水で満たされているわけなのですが、体内から出たときに肺の水を出す「肺サーファクタント」という界面活性剤を出すことで、肺の呼吸に切り替わります。そして私たちと同じように呼吸を開始します。

そして先ほどのようにお母さんが糖質を摂りすぎてしますと、この界面活性剤が出なくなることがわかっています。つまり出生直後の赤ちゃんは呼吸がうまくできなくなる。これが赤ちゃんの「口腔機能発達不全症」という病気です。この後で、お母さんによる「哺乳」がしっかりなされたりすればよいのですが、残念ながら、哺乳瓶での哺乳を行うと、「舌」の力が弱まり、ほっぺの筋肉が強くなります。こうなると、呼吸、舌の力、そして鼻呼吸ができにくくなることが発生します。その後あることが「離乳食」です。ここでも時期や食べるものの硬さを飛ばして、早期に大人と同じ食べ物を食べることで、「かまないで飲み込む習慣」がついてしまい、あごが発達しません。そうなるとやはり「かみあわせ」「歯並び」に支障が出ます。そして口呼吸、ポカ口の原因となり、このまま大人になってしまうと歯周病になってしまう可能性は高くなってしまいます。

これが必ずしも口の中の清掃だけでは防げない歯周病の原因の一つです。

次回は大人になるまでの間に、また大人になってからの歯周病についてお伝えします。それでは。

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