予防歯科の考え①歯の病気の原因は?(1)
院長ブログ
みなさま、こんにちは。
前回までインプラントについてお話しさせていただきました。このインプラントも義歯も歯がなくなってしまった方でお困りの方に当クリニックの考えをお伝えしてきました。
しかし考えてみると、歯科医院に足を運ぶことになったそもそものきっかけって何だったでしょうか?「歯が痛い」「歯ぐきが腫れた」「口臭がする」「つめものやかぶせ物がはずれた」「あごが痛い」「しみる」・・・などなど。もちろんおひとりおひとりによって千差万別であるものの、痛みなどの「症状」を訴えてからいらっしゃる人と、「悪くなる前」「良い状態をキープしたいから」ご来院される方もいらっしゃいます。最近では、「歯並びを治したい」「歯の色をキレイにしたい」と、前向きに歯科クリニックに通院される方もいらっしゃいます。つまり、人により、歯科医院を訪れるケースは種々あれど、そこには必ず「目的」があると思います。
もちろん「歯が痛い」場合、もう我慢するか、歯科医院に来るかどちらかしか選択肢はなくなると思いますが、仮にこの状態がずっと続くとなると、どう思いますか??
「また歯の治療」「また何度も通わなければならない」「お金がかかる」・・・とみなさまに不都合な事しか生まれないかもしれませんよね?ですので、今回は「あらかじめ」を題材に「予防」という観点からみなさまに情報をお伝えしたいと思います。
その前に、歯の治療について・・・歯の治療には「魔法の薬」はありません。「えっ!?」と思われるかもしれませんが、「歯を削る」「歯の神経を取る」「歯を抜く」「歯の掃除をする」「つめものをする」「かぶせ物をする」「入れ歯を入れる」・・・などなど、もちろん急性炎症(歯ぐきが腫れる・痛みがある)の場合には抗生物質や鎮痛剤など投与することはあります・・・でもそれでは原因には届きません。
「生活習慣病」である歯の病気には大きく分けて2種類しかない(「虫歯」「歯周病」)のですが、近年では「顎関節症」「口腔がん」と言ったものも出て来たり、「誤嚥性肺炎」や「口腔機能低下症」のようなものも出てきました。
そこで、みなさんにもお考えいただきたいことが・・・!!
それはそもそもその原因はなんだろう?と言うことです。もうみなさんは気づかれたと思いますが、歯の病気の予防には、そう「原因」を追求すればそれを「防ぐことが出来る」ということです。
例えば、「虫歯」。
この原因は仮に甘いものの食べすぎ、だとしたら、歯科で歯の治療をして確かに歯の治療は終わります。・・・が、この原因は治ったでしょうか?そうなんです!!もしまた甘いものを食べ続けたら、また虫歯になる可能性もありますよね?ここにきづけるかどうか?なんです。そこで、次回から歯の病気の原因にまつわるお話をしていきたいと思います。
それでは。