歯科治療が時間がかかる理由その⑦~生活習慣⑤顎関節症~
院長ブログ
みなさま、こんにちは。
2025年も始まりましたね♪どんな1年のスタートをしたでしょうか?
本日はみなさまがご存じの顎関節症について取り上げてみたいと思います。
ここで話すにはちょっと難しいかもしれませんが、あごの調子の悪いときの一助になればと思います。
あごの関節のメカニズムはちょっと変わっていて、 ひじやひざの関節のようにひとつの関節が自由に動くのと変わりはないのですが、左右の関節が下顎骨でつなげれています・・・これまず難しいですよね?つまりあごは左右2つの関節があります。これは人間ではここだけ!
左で噛むと左が「作業側」右が「平衡側」といって左を助ける働きをします。
よくあることが、左で噛んでも右で噛んでもあごが痛い、という方がおられますが、このようなメカニズムだからです。左右つながっているので、何があっても左右で動くのです・・・。つまりあごを痛めると自然治癒まで2週間はかかってしまいまし、何よりも動かさないで生活するのは困難ですよね・・・ですので意外とストレスになります。しかし私たちは毎日の食生活を見直すことも、あごに悪い姿勢もやめようとはしません(笑) 実はこれが「習慣」の怖いところです・・・。
でも、クリニックにあごが痛いからと言って、前述したように固いものが好きな方、姿勢が悪い方、に関してはほぼこれを一時的ではあってもやめることはせず、マウスピースを作ってほしい、という声が殺到します。でもマウスピースは一時的、いわゆる「対症療法」になるので、当院では、顔や首にたくさんある筋肉(首や肩、胸骨にまでつながっています!)の緊張をほぐす「メディセル」という筋膜リリースの器械を導入しております。首や肩、頭や顔に広がるかみ合わせに関する筋肉の緊張をほぐして、血流をよくすることで、あごや肩回りの可動が良くなるので、あごが楽になるのと同時に顔の血流が良くなるので、美顔効果もありますよ。
一番は、あごが痛くならないための「予防」が大事ですが、私たちの現在の生活習慣は、残念ながらよくはないです。というよりも良いものは消され、よくないものがよく売れる傾向にあります。
もっと詳しくお知りになりたい方は一度当院を訪れてみたらいろいろパーソナルにお話しできます。何よりも前述したように個人個人で毎日食べるもの、職業によってパターンが変わります。しかしながら比較的、パンやから揚げ、ガムやグミなどの固い食料を好んで食べないこと、1日1万歩歩くこと、長時間テレビやパソコンを見ないことを行うだけでもあごの動きは良くなるので、やってみてほしいと思います。
それでは。
ふるかわ歯科クリニック
院長 古川大介