歯科治療が時間がかかる理由その⑥~生活習慣④食べ物~
院長ブログ
こんにちは。
クリスマスも終わり、あと少しで2025年ですね。
今年もお世話になりました。来年も良い1年になりますね。
さて、人間の体は休まず営業し続けますが、お口は『内臓の門』です。できるだけ健康に過ごすためにみなさんに情報を共有できたら嬉しいので、今回も続けさせていただきますね。
歯は、硬い組織、修復能力は少しありますが、治癒能力はほとんどありません。
歯周組織(はぐき)は、歯の周りの柔らかい組織の総称、はぐきの下には歯槽骨という骨があり、治癒能力めちゃめちゃ高い・・・でも歯周病になると一気にやられてしまします。
口腔粘膜、唾液腺、口蓋・・・口の中のもの、です。がんやのう胞などの病気を見ていきます。
顎関節はその名の通り「関節」です。関節は骨と骨とつなぎ目。あごの関節だけは特殊で、左右に関節ありますが、『あごはまんなかでつながっています』こんなところはあごの関節だけなんです!!
もちろん治癒能力は高いです。
そしてあごにまつわる筋肉・・・あごにくっつくもの、あごと頭をつなぐもの、あごと舌骨をつなぐもの、舌骨と鎖骨、胸骨、茎状突起、肩甲骨をつなぐものなど様々、最近注目を集めている『舌』の周りにもたくさんの筋肉がついています。
以上が歯や口にまつわる部分です。
さてみなさんが毎日食べるものが、このあたりに、関係しています。
むしば、歯周病、顎関節症、がん、など口にまつわる病気はだいぶ多岐にわたるようになりました。そして、みなさんが毎日、毎食食べるものや飲み物で私たちの体は出来上がっています。その栄養を摂る大事な器官が「歯・口」なのです。そして毎日の食べ物は例えばAさんとBさんでは違うし、上記にあげた「歯などの器官」の強弱にも違いがあるのです。
だから、AさんとBさんでは同じむしばになっても治療方法は違いますし、当然予後も違います。治療に対する受容性も変わりますし、痛みなどに対する感受性も変わります。
だから歯科は重要ですし、歯の治療をしたくない場合、『予防』が大事になるわけです。そうなると歯ブラシだけではなく、Aさんに適した予防方法と、Bさんに適した予防方法は、違いますし、ひとりひとりに提案する内容は真に『フルオーダーメイド』『カスタマイズ』される提案なのです。
その中で大体みなさまに当てはまるものをピックアップして説明しています。
口コミにもありますがそれが『独特な説明』になります。
ですのでそれがご理解していただけた方には、長らく予防に通っていただいています。
食べ物ひとつとってもみなさまのための『情報』です。受け取るか受け取らないかまでは、私たちはコントロールできません。しかし受け取っていただけたらそれはその人にとってとても重要な情報になるわけです。
今回お話したかった顎関節症にまつあわるお話は来年。
それでは 皆様にとって良いお正月になりますように
院長 古川大介