歯科治療が時間がかかる理由その③~生活習慣①~
院長ブログ
みなさま、こんにちは。
いまは台風が紀伊半島にいて、昨日もおとといも雨がすごかったですね・・・
引き続きお気をつけて。
私たちは歯科の治療をしていて、患者様のお口の中の健康に従事していますが、
こんなことを聞いたことはないでしょうか?
「治療してもすぐに虫歯ができてしまう」
「うちの旦那は、歯みがきは1日1回だけども虫歯も歯周病もない」
など・・・。
前者は歯科治療を終えても短期間で虫歯が再発生する例、後者はそれとは反対に虫歯も歯周病もできない例・・・。何が違うのでしょうか?
虫歯も歯周病も短期でつくられるものではない、というのが事実です。ですので、毎日の食生活、飲料、食べる時間、などなど普段みなさまがおこなっている「生活習慣」から出来上がってしまうものです。ですので、虫歯や歯周病になりたくないのであれば、なっていない人の生活習慣を見てみるのがよいかもしれないですよね?
さあ、それでは、「虫歯ができない人の生活習慣」はどんなものでしょうか?もちろん歯は1日何回磨くのか?も大事にはなってきますが、歯を磨けば虫歯にならない?もちろんそういう方も多くいらっしゃいますが、本当にそれだけでしょうか?
虫歯ができにくい人にいろいろなことを聞いてみました。
まず第一に、生活にワクワク感があります。仕事も充実していて、「今度どこどこへ行こうと思うんです」「今度体操教室行くんです」「孫が来て大変だけど楽しい」と表情も楽しそう・・・これに何で虫歯が関係するの?と言いたい方もいらっしゃると思いますが、私たちは生活に困ったり、例えば毎日つまらない、落ち込んでいるなどしているとき、違うことで自分を満たそうとしませんか?例えば、お酒を飲みに行ったり、スイーツを食べたり・・・。もっと言うと夜中まで起きてたり・・・。これって生活習慣を崩す最初のきっかけになったりします。だって自分の欲求不満が甘いものやお酒で満たされちゃうんですから。
仕事がうまくいかない、人間関係がうまくいかない・・・ここにぶつかったら、この問題を解決するのが一番良いのに、なぜか人はお酒や甘いものに行ってしまう。もちろん一時的には良いと思います。でもこれが「習慣」になる人がいます。以前も仕事が忙しくて食事する間もないと言って、毎日甘い缶コーヒーやエナジードリンクを飲む人がいましたし、ついつい小腹がすいた時には甘いもの・・・これがずっと重なるといくら歯磨きを頑張ったところで、虫歯になってしまいます。
ここまで書いて、虫歯の原因は、単に歯みがきが下手だから、ということが重要でないことがお分かりだと思いますが、みなさま、いかが思われたでしょうか?虫歯になる可能性を、確率を低くするためにはもちろん歯みがきは大事な要素です。でもそれだけではない、大事なこと・・・まずはご自身の、ご家庭の食事習慣を見つめてみてはいかがでしょうか?
次回続きます。それでは。