予防歯科の考え⑱人工物の精密さ、長持ち(6)
院長ブログ
みなさま、こんにちは。
最近またコロナウイルスの感染が増えてきましたね。ご注意いただきつつ、毎日楽しく過ごしたいですね。
今回は、入れ歯の違和感が少なくなる入れ歯の種類についてお話ししたいと思います。
ひと言に「入れ歯」と言っても、実はたくさんのタイプがあります。
「保険」の治療の場合、どうしてもプラスチックで作製する入れ歯がほとんどで、入れ歯の材料の厚みからどうしても違和感が出ています。もちろんこの保険の材料で作った義歯で満足いただける方もいらっしゃいます。しかし、どうしても・・・例えばしゃべる仕事をしたり、食事しているとときのかみ合わせやフィット感にこだわる方、もっと違和感が少なくなる入れ歯を求めている人が多いのも実際です。
当クリニックでは、その違和感を少なくすることが可能になっております。正直言って、人工物の為、『異物感』『違和感』がゼロになることはないかもしれません。しかし、食べることに特化していること、つけることで、かみ合わせの安定や呼吸にもプラスになることは間違いないので、歯を喪失し、仮にインプラントを選びたくてもこのまま放置するよりは入れ歯を入れていただいた方が良い選択です。
仮に歯の喪失したまま放置した場合、喪失した歯の、隣の両側の歯は傾いたり、飛び出したりします。またかみ合わせがなくなった歯は伸びてきます。これを元に戻すことは困難です。虫歯も歯周病もそうであるように、歯の移動も元に戻すことはできにくいです。
また入れ歯を入れる場合、入れ歯を支える歯もしっかりと健康な歯の方がよいので、傾いたり、動いている歯に対しては良い入れ歯を入れられるとは限りません。この歯の設計も大事になります。
当クリニックでは入れ歯を作る場合、この、入れ歯を支える歯の設計もします。また患者さんの予算を合わせた見積もり、設計もおこないますので、無理なく違和感を少なくできる、さらに長持ちする入れ歯が出来上がるのです。
また『金属床』で入れ歯の厚みに違和感を強く感じる方に対しても、違和感を少なくする入れ歯を作ることも可能になっております。プラスチックの厚みは3~4ミリに対し、金属の厚みは0.3~0.4ミリ。薄くて強いです。また、先ほど挙げたように設計する歯の治療も、入れ歯に合わせた歯を作りますので、やはり歯も入れ歯も長持ちします。歯にも入れ歯にも、もちろんメンテナンスが必要です。なくなってしまった歯は甦りませんが、機能は復活させることは出来ます。もちろん人工物ですが、みなさまに合った設計を一緒に考え、実行してみませんか?
何よりもまずはご相談にお越しいただければ幸いです。一人で悩まずまずはお聴きください。
それでは。