予防歯科の考え⑤歯の病気の原因は?(5)|福生市のなるべく歯を抜かない歯科治療「ふるかわ歯科クリニック」 拝島駅南口徒歩10分

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院長ブログ

予防歯科の考え⑤歯の病気の原因は?(5)

院長ブログ 

みなさま、こんにちは。

年末になりましたが、お体等崩されぬようお気をつけてお過ごしください。

さて今回は、「歯の病気の原因は?」ということでお話ししていますが、第5回目・・・虫歯が出来てしまう原因は?と言うことでお伝えしております。前回は「虫歯や歯周病の予防法」でお伝えしましたが、今回は「遺伝」など先天的な問題(先天的とは、生まれる前から備わる可能性があるもの、例えば虫歯のリスクは遺伝性のものである、と言う考え方)からかも?と言うことについてお伝えします。

ズバリ、「遺伝が虫歯や歯周病に関係しているか?」については・・・関係しているが、「後天的に予防する方がよっぽど大事だ!」と言うことを先に申し上げます。

さて、遺伝とはそもそも・・・「生殖によって、親から子へと形質が伝わるという現象のことであり、生物の基本的な性質の一つである。(中略)しかし、生命現象としての遺伝は、後天的な母子感染による疾患や、非物質的情報伝達(学習など)による類似品などを含まない。(ウイキペディア)」となっております。つまり私たちの考えでは、決して遺伝では虫歯や歯周病の感染はするものではなく、いわゆる「家族性」での感染と考えております。歯の形や大きさ、顔の大きさ、骨格、あごの大きさ、形など「形質」は似るもの、親から譲り受けるもの、つまり遺伝だと思います。しかし、虫歯になりやすい「体質」や「習慣」と言ったものは、生まれてからの後天的要素が強く先ほど申し上げた「家族性」という考えは、食事や就寝などの生活習慣によるものから来るものと考えます。つまり、仮に遺伝が本当であれば、虫歯のない両親から生まれた子供は歯磨きををせずに甘い食べ物を食べ続けても虫歯にならない、となりますが実際はそうではありません。朝ごはんにパンにジャムを塗り、砂糖入りのコーヒーやジュースを飲み、砂糖入りのヨーグルトを食べ、おやつにやはり甘い食べもの、飲み物、夜には食後に甘い飲み物やデザートを取るような生活をすることが、もし家族的に行われるようであれば、これは「家族性」「習慣性」と考えてよいと思います。

例えば・・・お父さんの家は和食中心、間食はせずもし食べたとしても和菓子かサツマイモ。飲み物はお茶か水。夕食を摂った後は寝る前までほとんど何も摂らない。しかしお母さんの家は甘いものが大好き。朝は上記のようなパン、ジャム、砂糖入りコーヒー、フルーツ。飲み物はコーラ。間食はアイスかスタバのフラペチーノなど・・・。さて、みなさんこの夫婦が結婚し、お母さんの家の伝統(習慣)が引き継がれたときにお子さんは虫歯が出来やすいかどうか?なのです。

ですのでここよく考えてみてほしいのです。そして今まで、「どうせ遺伝だから努力してもだめだ」とあきらめていた方も虫歯の予防は出来るかどうか?そう、今からでもできるのです!私たちと一緒に考え方を変え、行動を変え、そして習慣を良い方向に変えることができれば必ず良くなります!本当にこういう知識や思い込みは少しずつ変えていきテレビの一時的な情報に惑わされない「本質の情報」に触れこういうところからも予防をしてほしいと思います。

次回は虫歯に続き、歯周病の原因についてお伝えしたいと思います。

それではみなさま、よい年末年始をお迎えください。

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