歯科医がおすすめするもの
院長ブログ
みなさま、こんにちは。
東京都に3回目の緊急事態宣言が出されましたが、いかがお過ごしでしょうか？
私たちはコロナウイルス感染防止の環境を整えて診療しております。
お困りの際には、まずはご連絡いただければ幸いです。
さて、今回は・・・
「歯科医がおすすめするもの」と題しています。
さて、これって何のことでしょうか？
例えば患者さんからこんな話が出ます。
「前歯の差し歯が1本治したいのに、周りの歯も治した方が良いとすすめられて・・・」
みなさま、いかが思いますか？
当クリニックでも実はよく説明するところです。
特に前歯は（奥歯も）機能はもちろん審美性が問われる場所ですよね？
ちなみに例えば、前歯の「差し歯」は誰が作るでしょう？
そうです。技工士さんです。
仮に4本差し歯があったところを1本治したとします。
4本中3本は10年前に他院で治したところ。
今回新しく1本の前歯を治したとします。
さて、以前治療した技工士さんと今回治した技工士さんは同じ人でしょうか？
私たちは半分「芸術家」の分野も持ち合わせております。
以前、花火を作る職人さんが、こんな話をしていました。
「湿度、温度などその時の気候によって、花火の作る過程や色などが変わる」
これ、どこの業界でも同じではないでしょうか？
つまり、作り手や条件が変われば、歯の色も形も違っていきます。
これは機械で作る大量生産のものではないからです。
特に歯の色は何回も色を重ね合わせて作りますし、技工士さんの熟練度によっても完成品が違ってきます。
つまり、そう！
私たちがすすめるものは、患者さんを思ってのこと。
新車を買う時に1本だけ古いタイヤをつけて居たり、エアバックが壊れている車を買うことはないと思います。
ただし、ご自身の体は新車に生まれ変わることはないわけですが、
人工の歯に関しては新しくすることは可能です。
ただ、その時に治さないと、後で、その周囲を治したくなった時にまた同じ思いをするのはどうでしょうか？
私たち歯科医師は歯科大学で、6年間、「患者さんに豊かな食生活を」送っていただくために、異常を見つけられるように
教育、プログラミングしてきました。
歯がどんどん悪くなっていき、みんさまの笑顔がなくなり、痛みや腫れで困っている姿は見たくないと思います。
ですので、「ここを治療した方が良いと思います」「定期検診には来た方が良いと思います」とお話しするわけです。
何よりも世界で歯に関しては一番知識を持っています。
その人がおすすめするわけですから、間違いはないですよね？
そんな角度から今度歯科にかかるときは歯科医の話を聴いてみていただけることを楽しみにしております。
それでは。
